フィリピンのインターネット環境
光回線や携帯電波網でストレスなくインターネットができる日本は、世界的にみても大変良好なインターネット環境がある国です。一方、フィリピンは、ADSLが主流で、また携帯電波網を利用する場合も、まだ2Gが主流です。
また、学校という大勢の方が滞在される場所故に、ネット接続が集中するために、接続不良や回線速度の低下といった影響を受けることがあります。通常、WEBページの閲覧や、メール、SkypeやLINEの音声通話などは利用が可能ですが、大きなファイルを扱う場合は支障が出る場合があります。
学校提供のWi-Fi環境について、ご留意頂きたいこと
すべての学校でWi-Fiの提供が行われております。
但し、学校によって接続可能なスペースは以下のように異なります。
- Wi-Fiの電波が届く共用スペース：可 お部屋：可
- Wi-Fiの電波が届く共用スペース：可 お部屋：不可
- 学習環境維持のため、特定の共有スペースでのみ接続可
- 外部ホテルを利用した寮で、ホテルの設備を利用して接続可（有料の場合あり）
しかし、上記の場所で必ずWi-Fi接続が保証されているわけではありません。
これは、以下のフィリピンのネット環境に起因する事情、また設備面の事情により、満足のいくネット環境とはならない場合があるためです。
■ フィリピンのネット環境に起因する事情
- 回線速度が日本に比べ遅い。
- 利用者が多い時間帯に、回線速度が低下し、接続が不安定になる。
- 回線およびネットワーク環境に故障が発生した場合、復旧が遅いことがある。
■ 学校の設備面の事情
- 建物内すべての場所でWi-Fiの電波が届くようにすることが難しい。
- 多くの学生が同じ生活習慣になる特性上、同時間帯に利用者が増え、接続機器のキャパシティオーバーが発生することがある。
- 一部の学生が大きなデータを扱うネット利用をすると、他の学生の利用に影響がある場合がある。
- お部屋からの利用は、電波が弱い部屋や、届かない部屋が発生する場合がある。
- お部屋の奥まで無線LANの電波が届かない場合がある。
各学校とも無線LANの提供は付加的なサービスの一貫として行われており、また上記の事情から、確実なネット接続環境が保証されたものではないことをご了承ください。
特にクラスルームは、細かく区切られており電波が届きにくい構造であること、さらにネット接続機器を利用することを想定していない学校がほとんどのため、オンラインでなければ利用できないスマートフォンの辞書アプリなどが利用できない場合があります。その場合は、オフラインで利用できる電子辞書（スマートフォンの辞書アプリ含む）を準備するようにしてください。
お部屋からのネット接続
特にお部屋からのインターネット接続については、細かく区切られた構造、および多くの方が居住されるため、部屋の位置やWi-Fi機器のキャパシティ等の問題により、利用に影響が出る場合があります。
■ お部屋からの接続が難しい場合
共用スペースにてご利用ください。部屋の移動で解決できる場合がありますが、予約状況や規則により、これが許可されるかは学校の判断に委ねられます。
■ お部屋からの接続が難しい状況で、どうしてもお部屋からネット接続したい場合
部屋の移動で解決できる場合がありますが、予約状況や規則により、これが許可されるかは学校の判断に委ねられます。もう一つの方法として、お部屋に携帯の電波が十分に入る環境であれば、ご自身で携帯電話網を利用するポケットWi-Fiを準備して頂ければ、学校の設備を利用せずネット接続ができます。
各学校のネット環境についてご案内可能な情報
学校提供の最新情報に基づくネット環境のご案内、また比較的良好なネット環境の学校のアドバイスをすることは致します。
すべての学校で必ずネット接続ができる設備は有しておりますが、お部屋から利用できる設備の有無は学校によって異なりますので、事前に必ずお問い合わせください。なお、お部屋からの利用を目的としたWi-Fiルーター設備の有無についてはご案内できますが、その回線品質と接続の確実性については分かり兼ねる部分があることをご了承ください。
免責事項
「入寮したお部屋の位置によりWi-Fiの電波が届かない場合」、「設備の故障や回線の不良により利用できない場合」、「設備の有無をご案内した時点から、提供サービスが変更され利用できない場合」は、可能な限り学校に対応を促す努力はさせて頂きます。
しかし、それでも解決が難しい場合は、共用スペースでのネット接続して頂くか、ご自身でポケットWi-Fi機器を購入しネット環境をご準備頂くことで解決して頂くことになります。これらの問題は事前に確実に避けられる保証がないため、学校提供のWi-Fi環境によりお客様が被った被害については免責事項とさせて頂きます。ご理解のほど、宜しくお願い致します。
